その夜、セドリック・アーチャーは人気の無い、街の中央公園に併設されている駐車場にいた。一台のキャンプカーの前に来ると、そのドアではなく、車の側面を四回一定間隔でノックした。するとドアが開き中から、丸眼鏡をかけた一人の中年の男がセドリックを車の中へと招き入れる。キャンプーカーの中はアウトドアな外見とは打って変わってモニターと機材が並んでおり、まるでテレビ中継車のようだった。
「直接会うのは初めてですな。セドリック・アーチャー署長。MTSのブラウン・オルコットです。このチームのリーダーです。」
MTS。それは近年、現大統領により設立された、州をまたいで活動する国家レベルの対マフィア組織だった。そのメンバーは表向きは公表されていないが、警察、企業、軍隊、果ては諜報機関まで、あらゆる組織からよりすぐりの人材を引き抜いたと噂されていた。
「こんな地方都市にまで出向いていただき感謝します。Mr.オルコット」
セドリックはこの数ヶ月間、MTSと秘密裏に連絡を取り合い、カミロの組織を壊滅に追い込むための計画を進めていた。これまで警察側の情報はカミロ達、マフィア側に漏れて、常に先手を打たれていた。
そのためセドリックはスパイが署内にいると睨んで、MTSと進めている計画は直近の部下達にも話してはいなかった。
「早速ですがセドリック署長、私達は貴方にとって辛い情報をお伝えしなければならない。」
「いきなりですな、一体何です?」
「あなたの奥方、ユースティア・アーチャーはマフィアのボスであるカミロ・ヴィダルと繋がっています。」
「!! 馬鹿な!あり得ない!」
「私達も最初は確信が無かった‥しかし地方裁判所への内偵を進める中で裁判所の職員から、身の安全の保証と引き換えに、確かな証拠の提供を受けたのです。」
「その証拠とやらを見せてくれ! でないと信じられない!」
愛する妻が仇敵であるミカロと内通してるなどと言われセドリックは冷静さを失い。オルコットに食って掛かる。
10分近く、押し問答が続いた後、オルコットは折れ、セドリックにその証拠を見せることになった。
セドリックが通されたのは人一人が入れる程度のモニター付きの個室だった。
「ではここで‥最後にもう一度だけ言います。見ないほうがいい‥」
証拠とは動画だった。モニターに見知った裁判所が映った。そしてそこには信じ難い光景が映っていた。全裸の2人の男女。カミロとそして妻のユースティア。ユースティアがカミロの肉棒を愛おしそうに舐めあげる。
『ぺろッ‥ぺろ…れろぉ‥あむぅッ♡』
「ククク‥ここで裁いてくれよ、俺のチ○ポは無罪か?それとも有罪か奥さん?」
『はぁ…はぁ‥無罪よ♡‥おち○ぽ無罪ッ♡!』
セドリックは世界が足元から崩れていくような錯覚を覚えた。
『あおおぉぉぉぉンッ♡!』
法廷の証言台に腰掛け、後ろ向きでユースティアを抱えあげ、その蜜壺を貫ぬくカミロ。
法廷。それは正義の裁きが下される場所。その神聖な場所を冒涜するかのように二匹の獣は痴態の限りを尽くす。
「どうだ奥さん?法廷でやるってのは?」
『た、堪らないッ♡!!』
「俺がチ○ポ無罪なら、旦那は有罪ってことでいいんだな?検事さン?」
『はいぃぃぃぃッ!有罪ですッ♡!』
「フフ…あいつに濡れ衣を着せて刑務所にぶち込むのも面白いかものな‥その時はユースティア。お前が検事として旦那を刑務にぶち込むんだ。」
『ぶち込みますッ!あなたのためなら、あの人を刑務所にぶち込みますッ♡!』
「ククク‥いい子だ。ご褒美に俺は奥さんのアナルにぶっといの”ぶち込んで”やるぜ!」
ズぶぶぶッ!!
『はぐぅぅぅぅぅぅンッ♡♡!!!』
法廷にユースティアの甘い悲鳴が響き続ける‥。
バキッ!!!
狭い個室に破壊音が響く。セドリックが拳でモニターを殴りつけた音だった。
セドリックは携帯電話を取り出すとユースティアに電話をかける。
そんなはずはない…。妻との間には二人の子供がいて…今も三人目の子供を身ごもってて、今朝、家を出るときも笑顔で見送ってくれたんだ。きっと誰かの罠に違いない…
まず何を言うべきか考えもまとまらないまま、祈るようにユースティアが電話に出るのを待つセドリック。
そして電話が繋がり声が聞こえた。だがそれは妻の声では無かった。
「ようセドリック。今晩はいい夜だな。」
「カ、カミロ⁈ 貴様、妻に何をした!今、彼女はどこにいる!」
「ククク…どこにいるかだって?」
通話がテレビ電話へ切り替わる
「お前の女房は、俺の下でヨガっているぜ。」
「ユースティア!!」
電話越しにセドリックが妻の名を呼ぶ!
『はぁ‥はぁ‥あなた‥ごめんなさい‥私もうこの人のモノなの‥』
「いつから、いつからなんだ!」
「ククク‥3年半以上前からさ。間抜けな旦那。出勤中のこいつを拉致ってファミリー総出で教育してやったのさ。最初は抵抗していたが、3ヶ月後には自分から尻を振るようになっていたぜ」
「き、貴様!カミロォッ!」
「この3年半、お宅にも何度もお邪魔したぜ。特にお前がガキ共とバカンスに行ってる間は手下達も連れて泊りがけでな。」
カミロは手に持ったユースティアの携帯のカメラで、自分の携帯電話の画面を映す。
セドリックは絶句する。
我が家の庭で複数の裸の男達に囲まれながら屈服のポーズを取る妻。
「こっちは俺とのバカンス写真だ」
見たこともない美しい海に浮かぶ船の上で、精液を浴びなが恍惚の表情を浮かべる妻。
この3年半、恒例だった家族旅行に妻が一緒に行くことはなかった。直前になって不思議と急な仕事の用事が入るためだ。そして代わりにと、後から友達と旅行に行くことが増えていた。セドリックも写真でしか知らない女友達と。それは全て‥
カミロが携帯をスワイプするたびに表示される妻の痴態の姿。この3年半、妻がこの男に蝕まれ続けてたことをセドリックは知る。
「フフフ‥思い出話もここまでだ。見な、こっちの穴も俺たちが仕込んでやったのさ」
ズブブブ‥
見せつけるようにカミロはユースティアのアナルに指を埋めていく。
『あ゛あぁぁぁッ♡!』
ヒクヒクと蠢くユースティアのアナルはとろけるような柔らかさで、カミロの指を飲み込んでいく
「ククク、女房のこっちの穴を味わったことも無いんだろう?馬鹿な奴だ。」
ぬっぷッ、ずぷぅ!
『ひぉあぁぁッ♡ 』
「正気に戻ってくれ!ユースティア!子供達に何て言うつもりだ!」
『もうッ、要らないの!あなたも子供たちも!私はカミロ様の奴隷として生きるのッ♡!』
「ユースティア‥」
力ない夫の声。
「ククク‥わかったかセドリック。これが夫婦の絆ってもんさ。」
カミロが己の肉棒をユースティアの秘肛にあてがう。
『あぁン♡カミロ様ァ!もう待ちきれないのォ♡!その逞しいお●んぽで、早くユースティアのケツ穴かき回してェッ♡!!』
カミロは一気にユースティアのアナルを貫いた。
『ぐひぃぃぃぃッ♡』
カミロの肉棒にアナルを貫かれ海老反りになって叫ぶユースティア
ズブッ!ずぶ!
「そら、もっとケツ穴を締めな奥さん!」
カミロがユースティアの尻を叩く
『はぁぃぃッ♡!申し訳ありませんッ!ユースティア、ケツ穴がんばりますぅ♡!』
「赤ちゃんは?お腹の赤ちゃんはどうするんだ!?」
電話ごしに聞こえるセドリックの叫び
「ククク‥鈍い野郎だぜ。この腹の中にいるのは俺の子さ。だから、こうして優しくアナルファックしてやってるのさ」
セドリックの嗚咽が響く
「フフフ‥それにしても最後に、こうやってお前から電話をもらい全てをバラせるとはな‥やはりこの街の女神様は俺にぞっこんらしい。」
「な、何だと?最後・・」
そう言いかけた瞬間、セドリックの体を爆風と閃光が包んだ。
カミロとユースティアの交わるホテルの部屋に広がる夜景の片隅で爆発の閃光と炎が上がる。
MTSとセドリックの会合の場所と時間は、ユースティアがカミロに漏らしていた。セドリックが愛する妻だけにはそのことを話していたからだ。
パン!パン!
「そら旦那が昇天中だ!奥さんも天国へ行きなな!」
『あ゛おおぉぉぉッ♡
あなたァ!許してぇぇぇッ!
イグッ!ユースティア♡
天国にイッちゃうッ♡!!』
夫が炎に包まれているまさにその時、妻のユースティアは、夫の宿敵の手により絶頂へと押し上げられた。
アストライア・シティ。街の名の由来となった正義の女神アストライアー。またの名を「ユースティティア」という。
女神は堕ち、街に明けない夜が訪れる。