『ま、待って!そこは!』
「フフ‥ただのリンパマッサージですよ。」
男は宵(よい)の脚を割り広げると、指先で鼠径部を指圧‥いや愛撫と行ったほうが正しい動きで、宵の秘部の直ぐ側をなぞり、時にはその花弁を掠めるように触れる。
『ああンッ!こんなの…マッサージじゃ‥』
「マッサージですよ。奥様のご希望どおり妊活によく効くね‥。」
ママ友の妊活に効くと誘われて来たとあるマッサージ店。特性だというオイルを全身に塗りたくられ、男のマッサージに身を任せてるうち躰の芯から甘い疼きが湧き上がり、男の指先が肌に触れるだけで、快感が広がる‥。
危険を感じた宵はマッサージ台から降りようとしたが、男に両腕を縛り上げられ台に固定された。
『ああッ!ダメ、そこはダメなのぉッ!』
男は宵の鼠径部を愛撫していた、両手左右の親指を真ん中へと寄せていき、そして左右から宵の肉芽を水着越しにつまみ上げる。
『ぁッふぅぅぅぅぅンッ♡!』
宵の股間から吹き出す潮がマッサージ台を濡らしていく。
「ククク‥私のこいつで奥さんのアナをほぐして上げましょう。」
男は自らの肉棒を取り出すと、宵の股間のビキニに押し当てる。薄い水着一枚を隔てて、守られている人妻の貞操。
『はぁ‥はぁ‥お願い、許して‥主人を愛しているの‥』
息も絶え絶えに哀願する宵。
グリ、グリッ
男が肉棒を水着の上から押し込む
『んあぉぉッ♡』
宵の声に隠しきれない甘い響きが宿る
『はぁ…♡はぁ…♡』
宵の口から哀願の声が途絶え、そしてその瞳に宿る期待の妖しい光‥
「妊活の成功は保証しますよ‥奥さん。
もっとも父親はあなたの旦那さんじゃ
無いかも知れませんがね。」
男が指で宵の股間のビキニを横にずらす‥
『あぁぁ‥♡』
宵の肉ひだからトロリと溢れる愛液。
「行くぜ」
男が一気に宵を貫いた。
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ♡♡♡!!!』
背中を仰け反らせながら、歓喜の悲鳴を上げる宵。
男と宵は一つに繋がった。
結婚して8年間、宵が夫のために守ってきた貞操はこの瞬間に破られた。
男に突き回されながら宵の頭にフラッシュバックしたのは、なぜか夫との結婚式の思い出だった。
『あ”ッ、あ”ッ!あ”あ”ッ♡』
「フフフ‥そんな声で啼くんですね。奥さん」
玉を転がすような声の宵が、今はハスキーな喘ぎ声をあげている。
快感が極まると、宵がこうなるのは夫しか知らない秘密だった。今この瞬間までは。
『あ”ッ、あ”う”ンッ♡ あなたァ!助けてぇッ!!』
パン!パン!パンッ!!
肉棒の一突きごとに理性が砕かれていく。その中で夫の名を呼びながら、快楽に流されまいとする宵。
「ククク‥漫画じゃないんだ、助けなんて来ませんよ。
現実‥いや‥こうも上手くいくと、この世界は案外、物語なのかもしれませんよ。
女が堕ちる様を楽しむ下劣な連中の読む物語‥」
男は楽しそうに笑うと、宵を壊すべく腰の動きを早めていく。
『お”あ”あ”ぁぁぁぁぁッ♡♡♡!!!』
宵の甘い絶叫が診察室に響く。
背を仰け反らせ、腰を浮かせて男の肉棒の動きに合わせえ腰を動かす。
ドクッ、ドクっ!
男の精液が宵の腟内へ注ぎ込まれる。
『許してッ!あなたぁぁぁぁッ!!』
「フフ‥奥さんのナカ、熱くうねっているよ‥」
男はまだ硬さを失わないソレを突き入れたまま宵のナカの感覚を楽しみ続けた。
数時間前
【山里 宵】(やまさと よい)③
半日前
「妊活マッサージ?」
『ええ、近所の葉山さんの奥さんが勧めてくれたの。2年前お子さんを妊娠した時に受けたんですって。』
「そんなに焦らなくてもいいよ。宵。僕は君と一緒に居れるだけで幸せなんだから」
『…ありがとう、あなた。でも、私も来年には30だし、それにあなたとの愛の結晶が欲しいの‥』
宵と夫の朝和が出会ったのは17年前、中学生の時だった。上級生と下級生の関係だった二人は、徐々に絆を深め、高校に上がる時、お互いの気持を確かめ合い恋人となった。
だがその道のりは決して平坦ではなかった。宵の一族は地元の名士で、宵の父は古い人間で一族の繁栄のために、自分の選んだ相手に嫁がせるつもりでいた。
故に宵の父にとって、朝和は娘にたかる悪い虫でしかなった。何度も別れさせようと宵を恫喝し、周囲にも手を回したが二人は別れることはなかった。
業を煮やした宵の父親は宵が18になると、宵の意志とは関係なく実業家との縁談を進めた。しかし二人は諦めることはなかった。朝和は大学を中退し、二人は駆け落ち同然に地元を飛び出した。
二人は右も分からぬ新しい土地で場所で住む場所を探し、仕事を探し、新しい生活をはじめた。
時に食べるものにすら苦労する日々、そして宵を連れ戻そうとする宵の父親の妨害。
ある時手下を使い、宵を誘拐同然に連れ去ろうとしたことすらあった。それを阻止しようと朝和は車に跳ねられた。だが警察沙汰になったことで父親からの直接的な妨害は無くなった。
朝和が20になるのを待って二人は籍を入れた。
そして9年、生活も安定し平穏な生活が続いていた。
だが朝和との子供ができず、30を手前に焦りを感じはじめた宵は近所の奥様方の入れ知恵もあり「妊活」に興味を持って、色々なことを試していた。
「マッサージ師は男なんだろ。ちょっと心配だな。」
『大丈夫よ。葉山の奥さんも一緒だし。愛してるわ、あなた。』
キスを交わす二人。これまで二人の積み上げてきた絆はこれからも壊れることは無い。
言葉は無くとも合わせた唇から互いの気持ちを感じる。‥
だがそれが二人にとって、純粋な気持ちで交わす最後のキスになることを今はまだ知る由もなかった。
『それじゃ、あなた、行ってくるわ。』
宵は家の扉を開けた。
1時間前
『や、やっぱりこんな格好‥』
マッサージを受けるために着替えるように渡された服に宵は驚き戸惑う。
(こんな格好、夫以外の男の人に見せられない‥)
『せ、成子さんやっぱり私‥』
「ダメよ!ここまで来て!旦那さんの赤ちゃんを身ごもりたいんでしょ!」
同伴してきた成子が強引に宵を促し、断りきれぬまま、その衣装を身につける。
大事な部分をかろうじて隠せる程度のビキニ。
(やだ…パンツ引き上げないと下の毛が見えちゃう‥)
「それではマッサージを始めましょうかね。奥さん」
成子が紹介したマッサージ師は看板を出さずに営業してるが、クチコミだけで評判なのだという。
だが男の野生の動物を思わせる鋭い目付きは、笑顔でも隠しきれず、宵は微かな不安を感じていた。
9年前
「愛してるよ‥宵。」
『はい…私もです‥。愛しています。トモ君…いえ、あなた…。』
駆け落ちした土地で挙げた二人だけの結婚式。
普通の式を挙げられるような金は無く、友達のツテで譲ってもらったコスプレ衣装をウェディングドレス風に仕立てた。そして古い教会の上階に忍び込み、そこで永遠の愛を誓った。
この先、十年も、その先の十年も‥
死が二人を分かつまで、この愛は続くのだとこの時の二人は信じて疑わなかった。
「本当にここで良かったのかい?」
公園を並んで歩く宵と朝和。この春から朝和が会社で昇進し部長になった。仕事で大きな成果を出し続け、20代の若さでは異例とも言える出世だった。
昇進祝いに旅行でも行こうと朝和は宵に提案したのだが、宵が選んだのは市内の大きな公園の散歩だった。
『ええ、十分よ。あなたとならどこでも楽しいもの…』
「宵…君にお願いがあるんだ。」
『なあに、改まって?』
「パートを辞めてほしい」
『え?どうして‥私だって家計の助けになるわ。』
「いや、もう良いんだ。これまで君には苦労ばかりかけてしまった。これからは僕一人でも家計を支えられる。お願いだ。君を幸せにすると約束した男のプライドなんだ!」
お嬢様育ちでバイトすらしたことの無い宵にとって、働きに出た当時は辛いことの連続だった。仕事の手際が遅いと、同僚のおばさん達にいびられ、店長にはセクハラまがいことをされそうになったりもした。
夜、朝和に知られないよう布団の中で泣いていたこともあった。だが朝和はそれを知っていた。そして一人でこの生活を支えきれない自分に不甲斐なさを感じ、仕事に精を出し出世街道を駆け上ったのだった。
『…わかったわ‥あなた。でも、これだけは覚えておいて、私はあなたと一緒に居られば、どんな境遇でも
幸せなの‥』
朝和は何も言わず宵を抱きしめる。宵も夫の体を抱き返した。心地よい春の風が二人の顔を撫でて行った‥
半年前
『よ…良かったわ…あなた…』
「はぁ…はぁ…そうか僕も良かったよ。」
(お仕事疲れてるから仕方ないわよね‥)
早々に精を出した夫とは裏腹に、宵の体はまだ燃え上がってすらいなかった。
若かりし頃は一晩中でも互いの体を貪り合っていたが、今では30分も経たずに全ての営みが終わってしまう。
しかしそれでも宵は納得していた。今は性の快楽を味わうためではなく、子を授かるために夜の営みを行っているのだから。
『いつかきっと…ここに、あなたとの赤ちゃんが宿るの‥』
下腹部を擦りながら夫に微笑む宵。そして二人はキスを交わす。
『ねえ…もう一度ダメかしら…』
「ごめん、今日はもう無理みたいだ。」
『いえ、いいの。お休みなさい。あなた』
隣で夫が寝息を立て始めると、宵は自らの手で自分自身を慰める。
(はぁ…はぁッ、はぁン♡…
私、こんなはしたない女だったかしら…
でも、もっと…もっとシて欲しいの…♡)
夫では満たせない、そして打ち明けられない、女盛りの体の疼き。
それに火を付ける男が現れる時、夫を愛する心とは裏腹に、その肉体を支配される運命だった…
翌朝
『ああッ…私…私…なんてことを…』
狂乱の一夜が明けた。昨日から一昼夜犯され続けた。日が沈む頃には、宵の理性は完全に壊され、自ら男にしがみついて腰を振っていた。
互いの最も恥ずかしい部分を舐め合い、妻として口にしてはいけない言葉を何度も叫ばされた。
宵は我に返り、己の犯した罪に咽び泣く。
一晩中、帰らなかった妻を探していたであろう夫に何と申し開きをすればいいのか‥そしてこれからどうすれば‥
そんな宵の考えを見透かしたように男が告げる。
「フフフ‥旦那への奥さんのアリバイ作りは成子がやってくれているさ。」
慧元成子(えもとせいこ)。自分の経験から妊活に効くと、宵をこのマッサージに誘った主婦友達だった。宵は彼女もグルであったことを悟る。驚愕の表情を浮かべる宵に男はさらに驚愕の事実を告げる。
「アイツが去年産んだ子供は俺の種さ‥」
『そ、そんな‥』
「これから奥さんもここに通うんだぜ。たっぷりと診察代を持ってな。」
そう言いながら男が指差す先には昨日からの一部始終を撮っていたであろうカメラがあった。
『た…助けて…あなた…』
『ええ、ごめんなさい。宵さんと二人で飲んでたら盛り上がちゃって‥。今日は二人でビジネスホテルに泊まりますので‥それじゃあ。』
成子は宵の夫にアリバイ電話をかけ終えると、忌々しげにスマホをソファに投げ捨てる。
耳を済ませると隣の部屋から、宵の叫び声と肉と肉のぶつかる音が聴こえてくる。
慧元成子(えもとせいこ)は臆面も無く、愛し合ってると公言する山里夫婦が嫌いだった。
自分とはとあまりにも違うから。成子は婚活で高望みしたあげく失敗し続け、高年収だが年齢が20以上も上の男と結婚した。成子自身もう若いと呼べる年ではなかったかこともあり、男の容姿や年齢には目をつむった。年収以外は全て妥協して手に入れた結果だった。
だが結婚生活は彼女に取って苦痛だった。醜いた中年に抱かれることが気持ち悪かった。理由をつけては夫とのセックスを避け続けた。
その結果、結婚2年目で夫から離婚を切り出された。子供を産んでもらうためにお前と結婚したんだ。その気が無いなら離婚すると。
贅沢を覚えた今、独身の貧乏生活に戻れるはずもなかった。焦った成子が計画したのは托卵だった。
その相手として選んだのが当時通っていたホストの竹中ヒルオだった。蛭のように女に吸い付き、その血まで吸い上げるという悪辣さから付けられたあだ名だったが、当の本人が気に入ってホストクラブの源氏名として自ら名乗っていた。
成子は夫とは申し訳程度に数回のセックスをし、その裏で竹中とヤリまくり、そしてほどなく成子は妊娠した。夫婦中は相変わらず表面的なものに過ぎなかったが、子ができたことで夫は納得したようだった。
自分の子では無いことも知らずに‥
その成子が宵達夫婦と知り合ったのは3ヶ月前、町内会でのことだった。二人の駆け落ちして結ばれたという話に町内会の奥様方は感動したが成子だけは違った。
(反吐が出るわ‥)
成子は宵に近づいた。内に秘めた悪意などおくびにも出さず。そして宵は罠に堕ちた。成子の計画通りに。
だが成子は苛立っていた。
「ヒルオのヤツ!自分の時だってあんな風には‥」
昼から夜中の今まで、何度かの休憩を挟んだものの、ヒルオは宵を責め続けていた。自分の時には見せなかった執着をあの嫌いな女に向けてることが気に食わなかった。
『あ”おおぉぉぉぉッ♡!』
一際甲高い、宵の叫び声が隣のこの部屋まで届く。
「ふッ、いいわ。今はせいぜい楽しみな。
てめえの結婚生活はもうすぐ終わるんだからよ。」
この世には妬みだけで人を陥れることができる人間がいる。慧元成子もその一人だった。
『お願い、もう‥宵を虐めないで‥』
「さっさと咥えるんだ。じゃねえと旦那にこの様子を実況中継するぜ。奥さん」
宵の頭上に跨ったヒルオがペニスを宵の頬に押し付け、ペチペチと叩く。夫にバラすと脅され、観念した宵がそれを咥える。昨晩散々そうしたように。
『うむぅ‥んぐッ‥ううンッ』
(ああ…そんな…どうして…)
肉棒をしゃぶりながら、宵は体の芯から熱いものが込み上げてくるのを感じる。昨夜、一晩これで嬲られ続けたのだ‥夫よりもお大きく太いそれを暴力的な勢いで叩き込まれ、そして背をのけぞらせながら何度も絶頂の高みへと押し上げられた‥今朝もまたあの快楽の台風に巻き込まれる。そう思った時に宵の中に湧き上がったのは恐怖でも嫌悪でもなく快楽への期待だった。
「うッ、いいぜ。宵‥。お前は最高だ。」
ゾク‥ゾクッ
自分を騙し、凌辱した男なのに…嬉しさを感じてしまう宵。頬をすぼめ肉棒を更に深くまで飲み込み始める。
「おおッ、出るぞ!飲めッ!」
ドク、ドクッ!!
『んぐッ!んんッ―!!』
ゴクッ、ゴクッ‥
喉を鳴らして男の精液を飲み干していく宵。夫にすらしたことのない行為。だが今の宵に夫のことを考える余裕はなかった。そこにあるのは…
「さあ、ケツをこっちに向けな奥さん」
『は…はい‥♡』
従属の返事に確かに交じる甘い響き‥
宵はベッドで四つん這いになり男に尻を向ける。
夜が明けても、まだ夫の元には戻れそうもなかった。
17年前 - 出会い –
『先輩のお名前‥教えてくれませんか‥?』
いじめで靴を隠され半泣きになりながら途方にくれていた宵に声をかけたのは、この中学の生徒会長だった。入学式で歓迎の挨拶を述べた真面目そうな先輩。
彼はすぐに状況を理解すると辺を見回す、こちらを見ながら笑ってる数人の女子を見つけると、彼女達へ詰め寄る。
「今すぐ彼女の靴を返せ!」
「し、知りませんよ‥なんか証拠でもあるんですか‥」
「困ってるクラスメートを見て笑っている。」
「そんなことでw」「クッサッw」
「静かにしたまえッ!!」
ビクッ!
「一緒に職員室へ行こう!
濡れ衣だというなら僕が生徒会長を辞める!
だがもしこれがいじめなら
君たちの親を呼び出すことになるぞ!」
その声と気迫に女子達はたじろぐ。
「け、慧子がやろうって‥」
「な、アンタが、あの子は葉山家の子だから気に食わないって・・」
「いいから靴を返せ。それで今回は、一度だけは無かったことにしてやる。」
女子達が返した靴を生徒会長は宵の元へ持っていく。
『ありがとう…ございます‥。
わ‥私、葉山宵(はやまよい)といいます。
先輩のお名前‥教えてくれませんか‥?』
「僕は生徒会長の山里朝和(やまさとともかず)だ。」
『朝和…先輩‥』
宵は自分の鼓動が早くなるのを感じていた。
それが宵の初恋。そして二人の出会いであった。
『あンッ♡ お”ンッ♡ あおぉぉん”ッ♡!』
獣を思わせるようなハスキーな声で宵が啼く。
男の腰が打ち付けられる度、脂のたっぷり乗った人妻の尻肉が波打ち、朝日を反射してぬらぬらと妖しく光る。
人妻の尻を鷲掴みにしながら肉棒を突き入れる男の顔は自信に満ち溢れていた。この女はもう俺から逃げられないという自信に。
男は親指を宵の肛門へ宛てがうと、その先端を押し込む。
グリッ!
『きひぃぃッ!』
「フフフ‥まだキツイかいずれこっちでも感じる用に仕込んでやるから、楽しみにしてろよ。奥さん」
『は、はいぃィッ♡!』
狂乱の一夜が明け、理性を取り戻しても、宵の肉体に刻み込まれた肉の悦びは、容易く宵を牝へと引きずり戻す。
「そら、そこのカメラの向かって、自分が何をしてるか旦那に実況してみろ!」
宵を脅すための録画カメラは今もベッドを映している。それに向けてこの状況を話せと言ってるのだ。
『い、いやっ!それだけは許してッ!』
「言えっ!でないと、もう突いてやらんぞ!」
男が腰の動きを止める
『あぁッ、やめないでぇッ!もっと欲しいのッ!』
「なら分かってるな。奥さん。カメラの前の旦那に分かりやすく説明してやるんだ。」
『い、言いますッ!言うから止めないでッ!
あ、あなた…私は…宵は今、ううん昨日から
ヒルオさんと…セックスしています‥』
パン!パン!パンッ!!
『お”あ”あぁぁッ♡!!』
再び男が腰を動かし始め、宵が甘い声で啼き始める。
「浮気チ◯ポが気持ちいいのか!?」
『はいぃぃッ♡!浮気チ◯ポ気持ちいいのっ!』
「旦那と比べてどう気持ちいいか説明してやれ!」
『あ、あなたよりヒルオさんの方が太くて、長くて、
そして‥たくさん、たくさんシテくれるのぉッ♡
いっぱい!いっぱい!イカせてくれるのぉッ!!』
そうだった。口に出して宵は気付く。
この男は夫では埋めれられない穴を埋めてくれる…
だから身体が逆らえない、いや逆らいたくない‥
理性と快楽の間で揺れ動きながら、破滅の渦の中心
へと堕ちていく宵。
この後も互いの肉体を貪り合い続け、結局、宵が夫の待つ自宅へ戻ったのは午後14時を回ってからだった。
『あ、あなた‥ごめんなさい‥急に外泊なんて‥』
「慧元(えもと)さんに付き合わされたんだろう?あの人強引だから」
『え、ええ‥』
「でも少しホッとしてるんだ。今まで宵は遊ぶことも大した贅沢もして来なかったから‥連絡入れてくれたら遊びに行って構わないからさ。」
『あ、ありがとう‥実は成子さんから一緒にヨガに通わないかって言わてるの。今日マッサージを受けたところでやってて、その‥子供が‥できやすくなるらしいの‥』
「ああ、もちろんだとも。妊活僕も頑張るよ。」
『ありがとうあなた‥愛して‥いる‥わ‥』