幽らり

みんな見ている。邪悪な夢を。

初日-6 首輪

「今夜は返さないぜ。奥さん。」

『いやぁ・・返して、帰るの・・!』

肉体を作り変えられ、ここから帰れなくなるのでないかという恐怖がルシアに理性を取り戻させていた。

男がバスルームの天井の隅を指差す。

よく見るとそこにはドーム上のカメラが取り付けられていた。

「さっきの娼婦のようなフェラ。旦那が見たらどう思うかな?

あれを見たら犯されていたなんて誰も信じないぜ。」

『ひ、ひぃ、いやっ!いやあ‼︎』

「旦那が騒ぎ出すと面倒だ、

電話して今日は戻らないと伝えるんだ。

それともこの映像を旦那に送りつけてやろうか?」

『け・・ケダモノ・・うむっ!』

男がルシアの唇を奪う

うっ、むぅぐっ、チュくちゅぅ、

ちゅる、ちゅる・・っはぁ♡

 ・・・や、やめて・・』

キスだけで理性が溶かれかかるルシア。

男はルシアの左脚を持ち上げると、剛直でルシアを貫く。

『はあッああぁーー!』

男にしがみつく形で前に倒れ込むルシアに、男が耳元で囁く。

「電話すれば一晩中犯し抜いてやるぜ・・・。

もっと気持ち良くなりたいだろう?奥さん・・」

『ひ、一晩中ぅ・・♡』

理性が拒んでいても、悪魔の誘惑にも等しい言葉に肉体が反応してしまう。

「ククク、締りが良くなった。体は正直だな。奥さん。」

そう言うと男は激しくルシアの秘所に肉棒を打ち込み続ける。

肉棒でルシアの理性が再び突き崩されていく。

そして忘我の状態で叫ぶ。

は、はいッ、します!

電話しますッ!

夫に嘘の電話ッ!!

ご褒美だ。という男の言葉を聞きながらルシアは絶頂した。

何度理性を取り戻しても 男に貫かれるだけで逆らえなくなる。夫への裏切り行為さえ背徳感を高めるスパイスのように感じてしまう。今まさにルシアの心と肉体は、令二の手により牝奴隷へと作り変えられつつあった。

「ハァ、ハァ、ハァ・・ああっ、私、私・・・。」

・・・

無理やり夫に電話させられるルシア。

しかしその背後から突然男が尻を掴む。

『ひいっ!』

男の両手がルシアの尻肉が割り開いていき、セピア色のすぼみが空気に晒される。

(ダメ、やめて、夫にばれちゃう!)

平静を装い必死に会話を続けるルシア。

ルシアのすぼみに男の人差し指が埋め込まれていく。

『はゥン♡』

開発され尽くしたルシアの肛門はすでに性器と化していた。

男は薄ら笑いを浮かべながら指の抜き差しを繰り返す。

『アッ ♡アッ♡ アッ♡』

肛門からちゅぷちゅぷと穴汁が染み出していく。

ルシアは嬌声を抑え切れず夫を必死に誤魔化す。

『あぐぅッ!!』

男の剛直がルシアの肛門を貫く。

ああっ、あなたぁ♡

今。私。

あなた以外の人に無理矢理  

お尻を犯されて

感じているのぉ♡

夫に全てを暴露し墜ちてしまいたい。

そんな破滅への誘惑を、辛うじて残った一本の理性の糸だけがつなぎとめている。

尻を犯されながら夫と話している背徳感と被虐感が肛門性交の快楽と混ざり合い、麻薬のような快感をルシアに与えていた。

しかし、電話口で妻の異変を感じた夫の声が電話越しに響く

「ルシア⁉︎ ルシア⁉︎ どうした? 何かあったのかい?」

『今、ト、トイレに入っていて・く、苦して・・』

(ククク、苦しいのは奥さんの言い訳の方さ)

男はひときわ大きく腰を打ち付ける。

『おぉぉオうッ!!』

また必死に誤魔化そうとするルシア。
白桃のようなルシアの尻肉は汗でぬらぬらと光り
令二が男根で貫くたび豊かな尻肉が、ぶるんぶるんと波打つ。

一本の肉棒に肉体を支配される人妻ルシア。

令二は電話向こうの夫を心の中で嘲笑う。

『今あんたの女房は俺に尻を貫かれながら、必死にあんたを騙そうとしているぜ。』

ルシアと夫の電話も終わりに近づく。

「じゃあ、愛してるよ。ルシア。」

男はピストンの速度を上げ、ルシアの肛門に己の剛直を激しく打ち込む。男も快感に呻きながら、その欲望の塊をルシアの中で爆発させる。

『わっ、私もアッ、アッ♡、愛してッ・・

おっオオぉぉおお‼︎』

背中を仰け反らせ、口から舌を突き出しケモノのような声を上げ絶頂へと達するルシア。

既に携帯は切れていた。

そのままルシアは糸の切れた人形のように突っ伏す、体がヒクヒクと勝手に動き、口から泡を吹き、白目をむいている。股間からは黄色い液体が吹き出し、動くこともできない。

『は、はひ、はひ、はひぃ・ひひぃ・・』

「ククク、もう逃さないぜ。奥さん。」

そう言いながら令二は、まだ動けないルシアの首に黒い首輪をはめていく。
妻の証である結婚指輪と、奴隷の証である首輪の金具が、照明の光を反射し鈍く光る。


指輪と首輪。凌辱のはてに、この人妻がどちらを選択することになるのか、今はまだその答えを知るものはいない。

次へ 投稿

前へ 投稿

© 2024 幽らり

テーマの著者 Anders Norén