幽らり

みんな見ている。邪悪な夢を。

婚指輪姦(リング・ファック)

ああっ、あなた、あなた!

病室に飛び込んだルシアは、そのままベッドに横たわる夫のもとへ駆け寄る。
あの海での日から数日が経っていた。

すぐにでも夫の元に帰りたいというルシアの懇願を令二は一顧だにせず、調教料返済という名の下に、三人の部下達にルシアを別荘で監禁させていた。今朝ようやく解放され南国から朝一番の飛行機で東京へと戻ってきていた。

ごめんなさい…ごめんなさいッ…

夫の体に腕にすがりながら謝るルシア。あの日夫はひき逃げに遭い、一時は意識不明だったものの、翌日には意識を取り戻していた。しかし折れた片足はギブスで固定され、首と頭は器具で固定されており、首を動かすこともままならない状態であった。

仕方ないよ。旅行中で台風が来てたんだから。

そう言って夫はベッドの上のルシアを撫でる。幸いにもルシアが監禁された翌日から台風が連続して南国を襲い、空の便は大幅に乱れていた。故に遅れて病院に駆けつけたことに対する謝罪だと夫は思っていた。しかしルシアの謝罪は快楽に屈し夫を裏切り続け、その果てに夫をこんな形で巻き込んでしまったことへの償いだった。

ルシアは自分を優しく撫でる夫の手の温もりを感じながら、夫と再会できたことの喜びを噛み締めていた。嘘を付いて旅行に出たあの日が今生の別れにならなかったことを心から喜んでいた。


すがりついていた身を起こし、夫の顔を見ようとした時、ベッド横のテーブルにある夫の携帯電話がルシアの視界に入る。
その瞬間、再会の喜びで忘れていた苛烈な現実を思い出す。あの日、海岸でチンピラ達に取られた寝取られビデオレターを、夫の携帯に送りつけられていたことを。
夫はあれを見たのだろうか…しかしルシアを問いただすような素振りは全く無い…

あ、あなた…携帯電話は…

恐る恐る夫に尋ねる。

ああ、そうか。連絡取れなかったよね。
どうも事故の時に携帯を落としてしまったらしくてね。
先日、親切な人がわざわざ届けてくれてたんだよ。
その間、繋がらなかったし、今もこんな状態だから
介助がある時しか出れなくてね。

そ、そう…大変だったのね。
(だとしても・・もう携帯は見ているはず‥どうして?)

疑問が解けぬまま、うわの空で会話に相槌を打つルシアを後目に、夫は話続ける。

そうそう、実はその携帯を拾って届けてくれた人、
わざわざここまで届けてくれたんだよ。
しかも、この病院のオーナーに顔が利くからって、この個室まで手配してくれたんだ。

そう、この病室に入った時からルシアも気にはなっていた。まるでホテルの一室ような豪華な個室。一介の入患者をこんなところに入れてくれるなんて‥

ガチャ

不意に背後でドアが開く音がし、男の声がした。

失礼します。彩咲さん。

その声を聞いた瞬間、ルシアはまるで氷の手で心臓を鷲掴みにされたような衝撃を受けた。

…はぁ…はぁッ…

心臓が激しく脈打ち、近づいてくる足音にも、恐ろしくて振り向く事ができない。

今ちょうど妻に貴方の話をしていたんですよ。和(いずみ)さん。

夫がルシアの背後の男へと話しかける。

そうでしたか、いやあ。聞いていたとおり美しい奥様だ。

”はじめまして“ 和 令二と申します。


ああっ‥うう…

どうしたんだいルシア?

い、いえ…突然だったから驚いてしまって、はじめまして…彩咲ルシアです‥。

どうです彩咲さん。ご具合は。奥様がいらっしゃって安心したのでは?
それとこれ、パックの水です。喉が渇かれたかと思って。

ええ、本当に和さんには感謝の言葉もありませんよ。

(その男があなたをこんな目に合わせたのよ…部下を使って…あっ!)

ベッド側にいるルシアの横に立った令二がルシアの左手を掴む。しかしベッドに仰向けで首が固定されているルシアの夫からは死角になっていて見えない。そのまま令二はルシアのの結婚指輪を外そうとする。

(いや…やめて‥)

夫に聞こえないよう声を抑えながらも、ルシアは令二の腕を払いのけようとする。その瞬間令二がもう片方の手で握っていたスマホの画面をこちらへと向ける。そこにはあの日ルシアがチンピラ達に撮られた動画が無音で再生されていた。

(ひ、ひぃッ…)

(クク‥随分気持ちよくヤラれていたじゃないか奥さん。旦那の携帯からは消しておいたが、今からここで上映会と洒落込んでもいいんだぜ?)

小さくそう言うと令二はスマホの音量を一瞬だけオンにする。

「イェーイ…あなた…」

あの時の忌まわしいセリフがスマホから漏れる。

何か言ったかい?ルシア

な、なな、なんでも、何でもないの!

あの姿を夫にだけは見られたくない。観念したルシアは抵抗をやめ、令二のなすがままとなった。令二はルシアの指から結婚指を外すと、そのまま背後からルシアのスカートを引きずり下ろす。下着に覆われたルシアの尻肉が病室の空気に晒される。

(いやッ!夫の前なの…お願い… バレちゃう‥バレちゃうっ)

(旦那からは見えやしないさ。下手に騒ぐとそれこそ本当にバレるぜ。奥さん)

(そ、そんな…)

令二はそのまま下着に指を滑り込ませ、そしてルシアの秘肛へ指を潜り込ませていく

ガリッ!

いつもの指の感触とは違う、硬質な感触がルシアの肛門を貫く。
令二の人差し指にはルシアの結婚指輪がはめられていた。

ッひィぃぃぃぃッ!

声を漏らしてしまうルシア。夫との最も大事な思い出の品。夫婦の象徴とも言える指輪が自らの肛門をかき回しているのだ。それも夫の眼前で。夫でない男の手によって。

ち、ちがうのこれはッ!

大声を出してしまったことに気づき、ルシアは慌てて夫に弁解しようとする。しかしよく見ると夫は眠っていた。

さっきの水パックに睡眠薬を仕込んでおいたのさ…間一髪だったな奥さん。

このケダモノッ…

ククク、その気丈さがどこまで持つか見ものだな。


ケダモノぉおッ♡
オッ、オッ、おうッ♡
おうッ♡ おおうッ♡!!

夫が眠るベッドに両手を付き、スカートを剥ぎ取られた尻を高く掲げたまま、ルシアは令二に肛門を責められていた。たった一本の指だけで。

フフフ、まさにケダモノだな。奥さん。

ビクン、ビクンッ、ビクン!

結婚指輪をはめた令二の人差し指がルシアの肛門をほじくる。金属で肛内をかき回される感触にルシアの尻が意思とは関係なく勝手に跳ね上がる。

どうだ、奥さん。結婚式で旦那から指輪をもらった時は、こんな使い方をする日がくるとは思わなかっただろう?

いやぁ!言わないで! 思い出が、思い出がッ!ダメになっちゃうッ!

永遠の愛とやらを誓ったんだろう?この指輪に。
なら指輪でアナルほじくられて悦んじゃあダメだろう?
夫の側で、夫でもない奴にさあ!

そう言うとさらに激しく指輪でルシアの直腸をえぐる。これまでの夫との思い出が次々とルシアの脳裏を駆け巡り、そして弾ける快楽の閃光の前に次々と消し飛んでいく。夫婦の絆など肛虐の悦楽の前には無力であった。

お”ほおおおぉぉぉぉッ!!

肛悦のみならず、結婚指輪でアナルをかき回されているという背徳感が被虐の炎を煽り、ルシアを絶頂へ押し上げていく。
指一本、肛門に差し込まれればどんな男にでも支配されてしまう女。
それが人妻アナル奴隷、彩咲ルシアだった。

ああっ!イクッ♡ いッ・・・えっ・・?

令二が突然、指を止める。振り帰り令二を見るルシア。令二の目は語りかけていた。「さあどうする?」と。

・・・しばしの沈黙が流れる。ルシアはベッドの上の夫を一瞥した後、目を伏せる。

そして自らの手でパンティを下ろしていく。屈服の証であった。ルシアの背後で令二がベルトを外す音がする。

程なくして病室に肉と肉がぶつかり合う淫猥な音と、肉欲に屈服した人妻の甘い嬌声が響き始めた。


あなた、あなた、起きて・・・

あっ、ああ、いつの間にか寝てしまったのか。すまんすまん・・
おっと、和さんも待ってくれてたのですね。申し訳ない。

そ…そろそろ面会時間も終わるから、今日は帰りますね・・

ああ、わかった。‥あれ?ルシア。指輪はどうしたんだい?

え、ええ‥あの‥家に忘れてきちゃったみたい‥。

あれ?さっき付けてたと思ったけど。

そ、そんなこと無いわ。きっと勘違いよ…

そうか・・。勘違いだったかぁ・・。

ククク…間抜けな旦那だ。結婚指輪はな…
お前の奥さんのケツの中さ。


ー 15分前 ー

ハッ、ハッ、ハッ♡

バックで蜜壺を令二に突き上げられながら、ルシアが腰を振る。幾度なく繰り返されてきた情事。いつもと違うのは目の前で夫が眠っているということだ。

夫の前で犯されるという背徳感がより一層ルシアを燃え上がらせる。先刻、夫に詫びたばかりなのに肉棒で尻を貫かれれば…いや指一本でも肉欲に屈してしまう。

令二はルシアの結婚指輪をはめた指で、ルシアの肛門をかき回す。

アッ♡ ハッ♡ おウッ!

ククク、中に固いモノがあるな‥便秘にならないよう削りとってやろう。

そういうと指輪を使って腸壁をゴリッゴリッと引っ掻いていく。

ぐほ”お”お”ぉぉぉぉッ♡!! 

痛みと快楽が無い混ぜになった激しい衝撃にルシアが悶え尻を振りたくる。

おっと、奥さんがあんまり激しくケツを振るもんだから指輪を中に落としちまった。

そ、そんなぁッ! いやッ、取ってッ、取ってえッ!

フフフ‥落ち着けよ。奥さん。俺にいい考えがある。

空々しくそう言うと、令二はベッド横の棚からイチジク浣腸を取り出す。用意周到さは計画されたものであるが、焦るルシアはそのことまで気が付かない。

ま、まさか‥それを…

そう、そのまさかさ…それともクソまみれで放置しとくか?
ケツの中の結婚指輪。

そう言うと令二はルシアの肛門にイチジク浣腸を注入していった・・・


それでは、私もそろそろお暇します。
今日はルシアさんにお会いできて良かった。
まったく旦那さん思いの奥さんで、羨ましいですよ。

まるで紳士のように令二がルシアの夫へ話しかける。だが夫から見えない位置では、令二の右手の二本の指がルシアの肛門へ深々とねじり込まれていた。ルシアのスカートと下着はずり降ろされたまま、情事の余韻を残した汗ばんだ尻肉が病室の蛍光灯に照らされ、テカテカと妖しく光っている。その中心にあるセピア色の蕾に、令二の二本の指が突き刺さり、グリグリと肛内をかき回している。

(ダメッ、ダメッ、バレちゃ‥うぐぅぅぅッ♡
 おッ、おッ、夫の前でぇッ、ふうぅぅぅんッ♡
 おうッ♡ おっお尻ッ、お尻のあなぁぁぁぁッ♡)

浣腸液で満たされたルシアの肛内を、令二の二本の指が動き回る。体内でなけばバシャバシャという液体をかき混ぜる音が聞こえていただろう。そしてルシアの肛と令二の指の隙間から漏れ出した浣腸液がルシアのパンティをぐしょぐしょに濡らしていた。
ルシアは漏らしそうになる喜悦の声を必死に堪えながら、夫と話している。

(ククク‥そろそろトドメだ。旦那の前で、立ったままイきなッ!)

令二は三本目の指をルシアの秘孔へとねじ込み、ルシアの臀部を激しく揺さぶる。

そ、それじゃあ、あなたっ‥そろそろ…いっ、イクわッ‥♡
(イクッ、イクっ、イくぅううぅッ♡!)

白目を剥き立ったまま、肛悦絶頂させられるルシア。叫び出しそうになる口をとっさに両手で抑えてるが、自由にならない夫の視角からでも、ルシアの様子がおかしい事に気づく。

どうしたんだい? 大丈夫かい!ルシア!

奥様はどうも気分がよろしくないようです。私がそこまで送っていきます。

内心で邪悪な笑い声を上げながら、令二が夫にそう告げる。

そ…そうですかよろしくお願いします。
ルシアも旅行先から直接、病院に駆けつけて疲れてるんだろう。
ゆっくり休むんだよ。

はっ、はい…あなた‥ご、ごめんなさい…。

令二はルシアを介抱する振りをしながら、夫に見えない位置でずり降ろされていたルシアのスカートをたくし上げると、そのままルシアを支えるようにして病室から連れ出した。


はぁ…はぁ…はぁ…お願い‥もう、もう…

病院外に出た時、浣腸を注ぎ込まれたままのルシアは息も絶え絶えだった。令二はルシアを車に乗せると準備していたラブホテルへと車を走らせた。
全ては令二の策略どおりに動いていた。


いやぁああ! やめてッ! 流さないでぇええッ!

ルシアの絶叫がホテルの部屋に響き渡る。紅い毒々しい色の部屋には拘束具やムチなどSMで使う器具が並べられている。ここはSM愛好者達がプレイを楽しむための特別なルームだった。

その部屋でルシアは令二に正面から抱き合う形で持ち上げられ秘所を、令二の男根で貫かれている。いわゆる駅弁体位である。そして令二の両手がルシアの尻肉を割り咲き、ルシアのセピア色の蕾は便器に向けて晒されている。

部屋の中に備え付けられたSMプレイ用の便器。通常の便器よりやや小ぶりなサイズであり、トイレタンクは無いが汚物をすぐ処理できるよう常に水が流れ続けている。

セピア色の蕾からは時折、ぴゅっ、ぴゅっと浣腸液が吹き出す。
あれから令二によって更に浣腸を追加されており、今やルシアの蕾は決壊寸前であった。
便器の水は常に流れ続け、ルシアの中身が出るのを待ち構えている。

指輪が、結婚指輪が流れちゃうッ!
お願い!やめて!
何でもッ! 何でもしますから!
思い出が流れちゃぅ!
夫婦に戻れなくなっちゃうッ!

令二はルシアの懇願には耳も貸さず、追い打ちをかけるように、秘所を貫いたまま抱き上げたルシアを上下に揺さぶっていく。

そら!出しちまいな!
クソと一緒に便所に流しちまいな!
愛の証とやらをなッ!

そして遂に決壊の瞬間が訪れる。

ぶりゅっ!ぶりゅりゅりゅりゅぅぅッ!

いやぁああ!でるぅッ!出ちゃぅうう!
指輪がッ、あの人との思い出がぁああああっ!

ルシアの肛門から一斉に中身が吹き出していき、水が流れ続ける便器へと落ちていく。
そして濁流音の中に、確かにカランという硬質な物が流れ落ちていく音がした。

ああっ…嘘っ‥うそよ‥
こんな、こんなことって…
うぅっ…

泣き出したルシアの口を令二が唇で塞ぐ。

うっッ、うむぅッ、ふぅうんッ♡

令二と舌を絡め合わせるルシア。なぜこんなことをされても令二に応じてしまうのか、もはやルシア自身にもわからなかった。

令二はルシアを下ろすと、便器に向かって四つん這いにして尻を向けさせる。

さてと結婚指輪をクソと一緒に便所に流した
罪深いアナルにお仕置きだ。

そう言うと浣腸の余韻で、まだ閉じ切っていないルシアの肛門に肉棒を叩きこむ。

ぐお”お”おぉぉぉおおっうっ!!!

ルシアも令二の突くリズムに合わせて腰を振り始める。この絶望を被虐の快楽で塗りつぶしてしまいたかった。

お仕置きしてぇッ!
罪深いルシアのアナルッ!
いじめて、苛めて、虐め抜いてぇッ!!

肛門を肉棒に貫かれながら、肛悦に狂ったルシアが叫ぶ。
喜悦とそして絶望が混じった悲鳴がホテルの部屋に響き渡っていった。

次へ 投稿

前へ 投稿

© 2024 幽らり

テーマの著者 Anders Norén