夏編-4 亀裂

ああっ!
令二さんッ!
令二さぁンッ♡

吸いこまれそうなほど鮮やかな夏の青空に全裸のルシアがひたすら令二の名を叫ぶ。
別荘の庭でのバーベキューの後。食欲を満たした令二。性欲を満たすべく食事の片付けをしていたルシアの背後から襲いかかった。

ダメぇッ♡ こんなところでェ♡

口だけの抵抗をするルシアの服を次々と剥ぎ取り、日に焼けたのルシアの小麦色の肌を夏の太陽の元にさらす。ガーデンテーブルにルシアの上半身を押しつけると、後ろからルシアの蜜壺に己の剛直を叩き込む。

はッふうぅんんん~ッ♡

拒絶の言葉と裏腹にルシアの膣は、既に夏の暑さに劣らないほどに熱く蕩けきっていた。


じゅぶッ! ぐちゅ! ぶじゅるッ!

結合部から淫らな音が響き、そこからとめどなく淫らなジュースが溢れルシアの脚を伝っていく。灼熱の太陽に炙られて人妻の小麦色の肉体が艶めかしくぬらぬらと光る。その尻肉をバーベキューの串のように後ろから令二の肉棒が貫く。

ククク‥人妻肉の串刺しバーベキューといったところか。

我ながらセンス無なと思いつつも令二は呟いた。ひたすらの自分の名を叫ぶルシアの喜悦の声が心地よいが、ルシアを虐めたくなり意地の悪い言葉を投げかける。

おいおい、奥さんがすっ裸で喘ぐもんだから、さっきから覗かれてるぜ。

いやぁッ!見ないでェ!

そう言いつつも腰を振るのを止められないルシア。そんなルシアに令二は追い打ちをかける。

海でも大勢に見られていたし、今頃ネットにアップされてるかもしれないぜ。

そんなッ…バレちゃうッ、あの人にバレちゃうぅ♡!

背徳の悦楽がゾクッ、ゾクッとルシアの背中を走る。

バレて面倒なことになりそうなら、旦那を始末してやるよ。

軽口のつもりで放った令二のこの言葉が、快楽から我に返るほどの衝撃をルシアに与えた。

そんなこと
絶対に許さないッ!

ルシアはとっさに叫んでいた。この数ヶ月で令二がそれをできる人間であることはわかっていた。だからこそ冗談だとは思わなかった。夫の生命が自分のせいで危険に晒されるということを看過できなかった。そこには夫を守ろうとする妻の顔があった。

睨みつけるルシアに怯む令二。夫と別れて自分のモノになるとまで言ったルシア。それがこんな顔をする予想外であった。しかしそれも一瞬だった。激し怒りがこみ上げる。

まだ旦那と繋がってる気になっているのかッ!

そう怒鳴ると令二は再びルシアを抑え込み、その肛門に前戯もなしに己の剛直をねじ込む。

ぎゃあっ!!

ルシアが苦痛の悲鳴を上げ、その肛門からは血が滲む。ここしばらく令二はルシアのアナルに触れていなかった。かってルシアがクセになるほど教え込んだ肛門性交だったが、自然にルシアへの負担を考えるようになり、ルシアが欲した時ですら手を付けなくなっていた。しかし今、ルシアへの怒りの前にそんな配慮も消し飛んでいた。

お前は尻で教え込むしかないようだな!

そう叫びならルシアの肛門に何度も剛直を叩きつける。

ひぐぅッ!!
ぎひぃいいンんッ!
あおおぅッ♡

苦痛の悲鳴の中に、次第に甘い響きが交じるようになる。ルシアは思い出しはじめていた、かってアナルによってとどめを刺され、牝に成り果てたことを。

(ああっ、こんあすごい・・だっ、ダメ、ここで屈したらあの人が…)

必死に耐えようとするルシア。しかしその理性の城壁も、破城槌のように何度も打ち付ける肛悦の前に崩れ去ろうとしていた。

これぇッ! これなのおぉぉぉッ♡!!

ついに夫への思いも肛悦に塗りつぶされ、屈服の嬌声を上げるルシア。

ごめんなさい! ごめんなさいっ!!

もはや何に対して許しを請っているのかもわからず、泣きながら身を悶え髪を振り乱すルシア。全身から飛び散った汗が宙に飛び散りキラキラと光る。令二が畳み掛けるようにルシアを問い詰める。

お前は誰のものだッ!ルシア!

令二さんのモノです!

俺に逆らうなッ!

はいッ!逆らいません!

旦那を消すぜ! いいな!

はッ、はいッ、好きにしてください!!

ふはははは!言ったな!?

遂に言ったな!

ご褒美だ。

お前の大好きな小便浣腸だッ!

そういうとルシアの小麦色の尻肉を両手で鷲掴みにし、腰を突き入れたたままルシアの直腸へと小便を注ぎこむ。

ドクッ、どくっ、ドクッ!

ひぃぃぃいいいんッ♡!!

ルシアは背中を震わせ絶頂する。そのままテーブルに上半身を突っ伏す。肛門からは小便と精液が吹き出していく。

うっ、うう・・・

倒れ込み嗚咽を上げてルシアが泣いている。令二も本気でルシアの夫を始末する気はなかった。裏社会とつながりがあるとはいえ、人一人を消すためのリスクは相当なものだからだ。ただルシアに「夫など殺して良い」と言わせ、古い夫婦の絆を完全に破壊したかった。これから自分がルシアと新しい絆を築くために。

…死にます。

嗚咽をあげながらルシアがつぶやく

夫が死んだら、私も死にます‥。

快楽に屈し夫の命を差し出した以上、もう自分のできる償いはそれしかないとルシアは思った。令二はまた怒り狂い自分を嬲るのだろうか、そう思い令二を見上げた。

その瞬間ルシアは恐怖で固まった。悲鳴を上げることすらできなかった。そこには令二が無表情で見下ろしていた。しかしその瞳の奥に静かな怒り、いや殺意と言ってほどのものを感じた。殺される。ルシアはそう覚悟した。しかし令二はそのまま何も言わず、踵を返して屋内へと入っていった。そしてその日は一人部屋に閉じこもったまま出てくることはなかった。
ルシアは言いようのない不安を抱えたまま一人その日を過ごした。


翌日、何事もなかったかのように令二がルシア前に現れ、海に行くのでこの水着に着替え準備をしろと言ってきた。
その水着‥いや水着と呼べるものなのか。ほとんど紐状のスリングショット水着であった。

こ、こんな格好・・

戸惑いつつもルシアは同時に安堵していた。この前の海水浴の時のように、この水着を着た自分を辱めるつもりなのだろうが、それでもなお、いつもどおりである令二に安堵していた。
何かとても恐ろしいことが起こりそうな不安があったからだった。
まさか辱められることに安堵する日が来るとはルシアは思ってもみなかった。


水着の上からガウンを羽織り令二と共に車で海へと向かうルシア。今日は目の前の海ではなく、別の海岸へ行くらしい。途中、砂浜の近くを通ったとき、車の窓から令二が何かを浜へ無造作に放り投げる。

な、なにを?

何でもない。少なくとも奥さんにはもう関係のないものさ。

贈られることのなかった結婚指輪が浜風で砂へと埋もれていくのに、そう長くはかからなかった。