ルシアが連れてこられたのは、先日とは別の海岸だった。地元のチンピラ崩れが集まる海岸で岩陰が多いのをいいことに、怪しげパーティーや濡れ事も行われ、女性が乱暴された事件も一度や二度ではなかった。
そんな場所に令二はルシアを連れてきたのだ、もはや紐としか呼べないような扇情的な水着だけをつけさせて。
ああっ、見られてる…
あんなギラついた目で…こ、怖いわ…
チンピラ達の目はルシアの肉体に釘付けだった。裏の人間だけが持つ独特の威圧感を持つ令二が隣にいなければ、直ぐにでも襲いかかってきそうな狼の目つきだった。そんな中で突然令二がルシアの股間を弄る。
アッ♡ またこんなところで…
あの海の時のように衆人の前でルシアを辱めようというのだろう。飢えた狼達に囲まれていたが、令二に守られていることでルシアは安心できた。
あんっ♡ そこっ♡ ダメぇン♡
令二に秘蜜を弄られながら、腰をくねらせ悶えるルシア。周囲から視姦される興奮がルシアをさらに燃え上がらせていた。歩くたびにルシアから溢れた蜜が脚を伝っていく。
淫猥な露出散歩を続けながら浜を歩いていくと後方から4人の男達がルシア達の元に近づいて来る。見るからに地元のチンピラといった風体だ。
よう、こんな真っ昼間から見せつけてくれるじゃねえか。俺たちにも少し分けてくれよ。
そう言いながら二人をとり囲んでくる。令二の迫力に気圧されもせず、その目は「力ずくでもその女を奪い取ってやる」と語っていた。
ルシアは思わず令二にしがみつく。しかし次に令二が放った一言は信じられないものだった。
いいだろう。一人一万だ。日が暮れるまで好きにしていいぜ。
えっ・・?
何を言ったのか一瞬ルシアには理解できなかった。チンピラ達も予想外の返事に戸惑ったようで聞き返してくる。
本当かよ・・てめえのツレなんだろ?
こいつは人妻でね。借金を返すために体で金を稼いでるのさ。
何を…何を言ってるの!? 令二さんッ!
ドンッ! 目に涙を溜め、頭を振りながら必死にしがみつくルシアを令二が突き飛ばす。バランスを失って倒れるルシアをすかさずチンピラ達が取り囲む。
へへッ…いいんだな?
面倒が無いほうが話が早い。チンピラ達は、その提案にのることにした。もっとも払うつもりなど毛頭なく。いざとなれば集団でこの男を袋にして女を奪うつもりではあったが。
ああ、金は後でいい。そいつアナルもイケるぜ。存分に楽しんでくれ。
そういうと令二は踵を返して去っていく。
イヤッ!お願い!
助けて令二さん!
言うこと聞くからぁッ!
泣き叫ぶルシアを男達が取り押さえ口を塞ぐ。
売られちまったなぁ奥さん…場所を変えてたっぷり楽しもうや。
チンピラ達はルシアの口を塞ぐと、数人がかりで抱え込み、無理矢理ルシアを自分たちのたまり場の浜へと、連れて行く。三方を岩場に囲まれ海側からしか見えないこの浜は、海水浴の女性を狙うこのチンピラ達のたまり場の一つだった。
たまり場につくと、ルシアを小型のテーブルに乗せ手錠で拘束する。押し倒してもカメラ映えしないため、まずここに女を繋ぐのだ。この男達は女を犯すことに手慣れていた。これまで多くの女を犯してきたがルシアほどの上玉は初めてだった。
お願い!やめて!ちがうの!
何が違うんだい奥さん。えぇ?
そう言いつつ、早速男の一人がルシアの秘所を弄る。
令二の前戯で既に滑りきっていた媚肉が男の指をすんなりと飲み込む。
ううンッ♡
しゃ、借金なんか無いの・・
あれはウソなの・・
信じられないねぇ。
そもそもあいつは旦那じゃないんだろ?
そっ、それは・・・
言いよどむルシアを、チンピラ達はニヤニヤと眺めている。大方、悪い男に引っかかって客を取らされてるのだろう。ゲスだけにその辺りの事情は察しが付いた。だがこの女の事情など知ったことでない。最終的には犯すだけだ。だがその前に、この美しい人妻を精神的に嬲って楽しむのも一興だと思った。
なあ、正直に話してよ。奥さん?
そう言うと別の男がルシアの肛門に指を侵入させる。
はぁうッ! りょ、両…ほ…おうっ♡!
秘所と秘孔。2つの穴に別々の指が侵入し、ルシアの中をかき回している。初めて二人の男に体を弄り回される感触に思わず悦楽の声を漏らすルシア。
誤解なら、俺たちもこんなことしないからさぁ。
空々しいセリフを吐きながら、3人目の男がルシアの右の乳首を引っ張り上げる。
ふぅううンッ♡ ダメぇん♡
白状しなよ。奥さん。よがってないでさぁ!
4人目の男が左の乳首を指で潰す。
痛いィィぃっ♡
4人の男がそれぞれルシアの性感帯を同時に攻め立てる。
あんっ♡ あんッ!
おうッ!
くひっぃいい♡
四人の男達によって無理矢理、快楽を引き出されていくルシア。これまで複数人を相手にする経験などなかったルシアは身がすくむような恐怖と裏腹に、理性が快楽の津波に理性が流されていくのを止められなかった。
(こんな沢山の男の人に…されたら…私、おかしくなっちゃうっ…)
淫らな尋問がはじまる。
まずは名前を教えてよ。奥さん。信頼関係はそこからだよ。
男達はニヤニヤと笑いながら、心にも無いことを言う。既にカメラを回してあり、身元を喋れば、そのまま口止めと強請りに使えるという算段だ。この手口で何人もの女性を毒牙にかけてきた。もともとは観光客のカップルから奪ったカメラだ。彼氏の前で恋人を犯す様を面白半分に撮影したことがきっかけでこの手口を繰り返すようになった。
そんな邪な思惑も知らず、「全てを話せばわかってくれるのではないか」という期待からルシアは男達に促されるまま自分の素性を話してしまう。ルシアの判断力は快楽によって鈍っていたのだ。
ル…ルシア。彩崎ルシアです。
へえ、ハーフかあ。次は連絡先教えてよ。奥さん?
そっ、それは……
ぎひぃっ!!
言い淀むルシアに対して、男達は一斉にルシアの敏感な部分を捻り上げる。
ひっっぃいいっ!やめてっ!
言うからっ! 言います!
だんまりはダメだぜ。奥さん。
もちろんウソもね。
俺らそういのわかっちゃうからー。
淫らな尋問は、悦楽の拷問に変わっていた。それからたっぷり30分以上かけて、電話番号も、住んでる場所も夫がいることも全て白状させられた。
ウソがわかるなんて男達の嘘だった。本当のことを喋っても苦痛を与え続けられ、何度も同じ答えを繰り返してようやく信じてもらえた。
はぁ…はぁ…はぁ…♡
嬲られ続けルシアは荒い息を吐く。令二にマゾ調教されたのルシアにとって、拷問の痛みが快楽となるのに時間はかからなかった。逃げ出したい気持ちなど既に消え失せ、早く犯して!と叫びたい気持ちを抑えるのに必死だった。
奥さんを売り飛ばした。あの男は誰なんだ?
男達は察しているにも関わらず、空々しくルシアを問い詰める。ただ辱めるために。
ご、ご主人様で…す…。
消え入りそうな声でルシアが答える。
旦那が奥さんのために一所懸命働いてるのに、ご主人様と不倫旅行に来たんだー!
ええーっ! ウソついたのー! だましたのー! ひどーい!
子供の口調を真似しておどけるように男達はルシアを罵る。
ううっ…い、言わないでぇ…。
じゃあ、もうダメだね。悪い事したんだから罰を受けないとぉー。
この世で最も言う資格の無い男達がうそぶく。
ば…罰…。
俺たちが罰を与えてやるぜ!
その言葉を合図に四人の男が一斉にルシアの肉体に群がる。
ああんっ♡
ルシアの口から漏れたのは悲鳴ではなく、待ちに待った歓喜の嬌声であった。
暴力的な快楽に流されていくルシアの脳裏に「罰」という言葉だけが焼き付いてはなれなかった。