
もうどれぐらいこうしているのだろう。
電気すらつけてない真っ暗な部屋。PC画面の光だけが周りを照らしている。
PCで再生してる動画からは女性の喘ぎ声と、時折男の下卑た声が流れている。
僕は激しい感情に揺さぶられながら、何時間もその動画を見ていた。
幽らりのサイト
もうどれぐらいこうしているのだろう。
電気すらつけてない真っ暗な部屋。PC画面の光だけが周りを照らしている。
PCで再生してる動画からは女性の喘ぎ声と、時折男の下卑た声が流れている。
僕は激しい感情に揺さぶられながら、何時間もその動画を見ていた。
「どうした奥さん。来いなんて一言も言っていないぜ?」
そのビデオには毒々しい紅色の光に彩られた妖しい部屋の入り口に立つ母が映っていた。
『ここに居るってメールが…だから…』
「なに、しばらく連絡してなかったからな。それだけさ。」
『……あ……あなたは卑怯だわ…』
今日も呼び出された部屋で主人を待っていた。全裸に首輪。まさに犬のような格好で。
しかし結婚指輪だけは付けさせられた。他人の女房を奪い取った戦利品の証として。