幽らり

みんな見ている。邪悪な夢を。

絹を裂く

4月4日 ー 悪夢のはじまり

いやッ、やめてぇぇッ!!

おっと、思ったより抵抗するじゃないか。奥さん。
だが、それで押しのけてるつもりかい?
ククク…そそるねぇ。活きが良い獲物ほどその肉は美味いのさ‥。

夫と子供を送り出した昼下がり、家のチャイムに不用心にドアを開けてしまったことが、その家の主婦 絹崎 綾(きぬさき あや)の悪夢の始まりだった。
獲物を狙う獣は一瞬のうちに家に侵入し、人妻に襲いかかった。

お願い、堪忍‥堪忍してください…
夫と子供がいるんです…。

しかしそんな哀願の言葉などお構い無しに侵入者はズボンを下ろし、その禍々しくそそり勃った肉棒を突きつける。

いくぜ。奥さん。このチンポなしじゃ
一日たりとも生きられない体にしてやるぜ。

助けてぇ、あなたぁッ!!
いやぁッ! いやぁァァああぁぁッ!!

悲痛な人妻の叫びが真昼のリビングに響いていった。


5月14日 ー 真昼の奴隷

今日も楽しませてもらうぜ。奥さん…

も、もういや…

あれから一か月。その男、令二は綾の家族が出かけた時間を見計らって毎日のように綾を犯しにやってきてた。

フフフ…口では拒んでいても、もう奥さんのあそこはヌルヌルだぜ。

ああ…そんな…


6月26日 – 調教旅行

だめ…こんな人のいるところで…

「友達と旅行に行く」そう家族に嘘をついて旅行に連れ出された綾。しかしそれは令二による野外露出調教の旅であった。観光地で下着同然の格好で歩かされる綾。

ここに奥さんを知ってる奴なんざ、いないさ。さあ、いやらしい体を見せつけてやりな。

(ああ、恥ずかしいのに…どうしてこんなにゾクゾクするの…)

クク…マゾの素質十分だ。病みつきになるぜ奥さん…

7月29日 – 屈服

フフ、奥さんの方から呼び出すとはな。

そ、そんなこと仰らないで…


夏の大型の連休、家族と過ごす綾の前に令二は姿を表さなかった。久々に訪れた平穏な日々。
だが、この数ヶ月間、3日と間を空けず、令二に抱かれ続けた綾は、もはや優しい夫との営みでは満足できない体にされていた。

だめ…こんなこと…し…ちゃ…

家族が寝静まった後、体の甘い疼きを止められず、自らを慰める綾。

連休が終わればまたあの人に責めてもらえる‥

家族と過ごす平穏な日々よりも、令二に調教される淫虐の日々を望んでいる、自分を認めるしかなかった。

しかし休みが終わっても令二は姿を表さなかった。
遂に綾は自ら令二に電話した。化粧をし、淫猥な下着を身につけ。好物の食事も準備して、令二を我が家に招き入れたのだ。


あんッ♡ あんッ♡ あんッ♡

…あれだけ抵抗してた女が、ケツを振りたくって‥
俺のペットになれて幸せだろう?

は、はいぃぃぃッ♡…幸せぇッ!!
令二さんのペットになれて幸せですぅぅぅッ♡

ククク‥働いてる亭主を尻目に、
自宅で男を引き込んで、浮気チンポに夢中とは‥大した奥様だぜ
オラッ、謝れ!亭主に謝れ!

あなた‥許して‥綾は、綾はッ
この人のペットになれて幸せなの‥♡
令二さんを愛してしまったのぉッ!!

この日、人妻は陵辱者に完全に屈服したのだった。
その後も責められながら、女として、妻として、母として口にしてはならない言葉を叫ばされた。その痴態を撮影されているとも知らずに。

10月2日 – 破滅

残暑も落ち着き、秋の気配が漂い始めた季節。
令二の命令で、家族を誘い、緑あふれる公園へとやってきた綾。
芝生でボール遊びに興じる、夫と子供を横目に周りに視線をやると
少し離れた木陰に令二の姿を見つける。二人の視線が絡み合う。
言葉がなくても綾には令二の意図が分かっていた。
「俺に尻を差し出しに来い」と。


ああッ♡ 
は‥激しッ、激しすぎますわッ♡
き、気づかれちゃうッ、令二様ァァあッ!

トイレに行く、家族にそう言って、死角となる木陰で令二に尻を差し出す綾。
そこには既に抵抗もためらいもなかった。家族がそばにいるという事実すら背徳感を高めるためのスパイスに過ぎなかった。


あ、綾!?

唐突に聞き慣れた声がした。
振り向くとそこには夫と息子が立っていた

いやぁッ!あなた!ゆうちゃん!
見ないで!見ないでぇぇッ!

地面に落ちている自分のスマホが目に入る。通話中になっていた。相手は夫だった。それが令二の罠だと気づいた時には全てが遅かった。
令二は更に腰を激しく打ち付け、綾は家族の目の前で無理やり絶頂へと押し上げられる。

ふはははははッ!今日が奥さんの離婚記念日だ!
家族の前でイッちまいなッ!!

いやぁーッ!! ダメぇえッ!!
イクッ!いくぅーっ!!

綾は家族の前で泣き叫びなら、破滅の絶頂を極めた。

4月4日 ー 季節はめぐる

さあ、お客様達におねだりしな。たっぷり可愛がってもらえるようにな。

あ‥綾と申します。どうか皆様で‥
私の‥堪え性のない‥め、牝穴を可愛がってください…

あれから半年。怪しげなステージ上で大勢の男達に向けて尻を上げ、あえぐように屈辱的なおねだりの言葉を紡ぐ綾がいた。

家族の前で絶頂させられたあの日、同時に痴態を収めたビデオが家族のみならず親戚、知人にも送りつけられていた。もはや綾に戻る場所はなく、令二に飼われ、客を取らされる肉奴隷としての日々を過ごしていた。

ステージの照明に指輪が反射する。左薬指に輝く指輪は既に本来の意味をなさなず
飼い主である男に、客を興奮させるためアクセサリーとして付けることを許されていた。
しかし綾にとって、今やこの指輪だけが幸せであった日々を思い出せる心の拠り所であった。

(ああ…帰りたい‥)

そら、輪姦ショーの開始だ!

無情なマイクの声がステージに響き、男たちが一斉に綾に群がる。
二人の男に前後から挟み込まれ、肉棒に蜜壺と尻穴を貫かれる綾。

おうッ!おおぅンッ♡!

家族への想慕(おもい)も、肉の喜悦に打ち消され、その顔は悦楽に打ち震える牝のものであった。

あはぁぁッ♡
虐めてぇ!
綾をもっと虐めてぇぇッ!

1年前まで貞淑な妻であり、優しい母だった綾。しかし家族の絆も、女としての矜持も、陵辱調教の前に無惨に打ち砕かれ、今ここにいるのは被虐の喜びに身を焦がす一匹の肉奴隷に過ぎなかった。


どうだ?いい牝だろ。

ああ…お前の言い値で買おう。

ステージを見下ろせるVIP席では、令二と鋭い目つきをした男が、男に群がられ乱れ狂う綾を見ながら、綾を売り飛ばすための商談を進めていた。

だが、まだ稼がせることもできるだろうに、いいのか?

人妻は人妻であるからこそ、壊し、堕とす価値がある。
妻でなくなり、牝に堕ちきったら、もう興味はない。

人一人の人生を壊しておきながら、まったく度し難い男だよ。お前は…

お前にだけは言われたくないぜ。それにもう次の獲物に目星も付けているしな・・

そう言いながら、令二は自分のスマホの画面に目を落す、そこには幸せそうに微笑む金髪の女性が映っていた‥。


綾の狂宴のステージは最高潮を迎えていた。

もう順番なんて待ってられねぇ!
まとめて突っ込んじまえッ!

群がる男達の間から怒声が響き、さらに凌辱は激しさを増す。

ひぎぃぃぃッ!ひあぁぁぁッ♡!!

これから更に深い闇へと堕ちていく自分の運命も知らず、
綾は苦痛と悦楽ともつかない、絹を裂くような悲鳴を上げていた。

次へ 投稿

前へ 投稿

© 2024 幽らり

テーマの著者 Anders Norén